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2009年8月 5日 (水)

元採用担当者が語る欲しい人材・欲しくない人材(3)

就勝塾 http://shukatsujyuku.com/

当塾講師で元採用担当官杉山秀文の投稿第3弾です。

C.(4)応募書類編(3)
◆エントリーシートは最初のステップ

前回お話しした通り、エントリーシートで応募者は最初のふるいにかけられます。
したがって、応募者はこのシートで、しっかり自分をアピールし、次のステップ、すなわち面接や筆記試験に進むようにしなくてはなりません。

では、採用担当者は、エントリーシートの、どのような点を見るのでしょうか?

もちろんこのようなことは、会社によって、そして担当者によって異なってきます。
会社の社風や、求める「人材像」によって、見るべきポイントは違うでしょう。

ただ、どのような人材を求めているのであれ、残るエントリーシート、落とされるエントリーシートには、それぞれほぼ共通する要素があるように思います。

◆エントリーシートをチョイスする手順

どんな要素があるのかを見る前に、採用担当者はどんな手順でエントリーシートを振り分けていくのでしょうか?

これも、いろいろな方法があると思いますが、私は次のようにやっていました。

①一読して明らかに「×」と判断されるシートを抜き出す。
②再度読み込み、かなり厳しいと判断されるシートを抜き出す。

この時点で、選択はほとんど終わります。
次のステップ、つまり筆記試験や一次面接に呼ぶ人数にもよりますが、エントリーシートでのチョイスは、「明らかにネガティブ」を判別することにあります。(と、私は考えています)。

言い方を変えると、少なくとも筆記試験まではできるだけ来てもらい、そこから選考を始めるという方が、ベターなわけです。
したがって、エントリーシートでの振り分けは、必要最小限にすべきものです。

ただ、これはあくまでも私の考えなので、どこにでもあてはまるとは限りません。

エントリーシートでの振り分けが、どのような考え方に基づいて行われるかはともかく、応募者として知っておくべきは、「採用担当者がネガティブな判断をするエントリーシート」の特徴を知っておくことですね。
D.(5)応募書類編(4)
エントリーシートは「ネガティブ排除」が第一の目的と言っていいでしょう。
ただし、それだけにとどまるとは限りません。
エントリーシートが大量に集まるような人気企業の場合は、さらに踏み込んで、この段階で採用したい、採用する可能性のある人だけを残すという絞込みも行われます。

しかし、いずれにしろ、ネガティブな印象を与えるエントリーシートが残ることがないことだけは確かです。

◆はじかれるエントリーシート「5つの要件」

では、エンガティブなエントリーシートとは、どのようなものでしょうか?
私は、次の5つの要件を挙げます。
読んだ人が、次のような質問をしたくなるエントリーシートは、望み薄と言っていいでしょう。

・結論はどこ?
・それ、誰の考え?
・それ、誰がやったことなの?
・もしかして、ウケ狙い?
・読む人のこと、少しは考えている?

◆結論はどこ?

何が言いたいか、分からないということですね。
こういうエントリーシートは致命的です。

最後まで読まないと、結論が分からないエントリーシートも厳しいですね。
最後まで読まれない可能性もあります。

また、筋が通っていなかったり、論理に飛躍があるような場合も、落とされます。
無理やり「面白い」結論を出そうとすると、そうなりがちです。

◆それ、誰の考え?

美しいこと、格好いいことを書き連ねているものの、「○○氏はこう言っている」とか「情勢は○○である」といった表現に終始しているエントリーシートに出くわすことがあります。
また、どこかの識者の見解や、世間一般で言われていることを、自分の考えであるかのように書いていることもあります。

採用担当者は、雑誌や新聞に書いてあることを改めて読みたいわけではないのです。

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